茨木市駅の東側、中津町のあたりを歩いていると、住宅街の角にぽつんと明かりのついた小さなパン屋さんがあります。それが「マルのパン屋」。検索してみたものの、公式サイトが見つからず「何時に行けば買えるの?」「どのパンがおすすめ?」「駐車場はある?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、マルのパン屋は阪急茨木市駅から徒歩7分、駐車場なし、売り切れ次第閉店という、歩いて通う地元の人のための町のパン屋さんです。グルメサイトに載っているパンは160円台から240円台が中心で、惣菜パンを3〜4個選んでも千円札1枚でお釣りがくる価格感。だからこそ人気があり、遅い時間に行くと棚がさみしくなっていることがあります。
この記事では、グルメサイトや地域メディアに掲載されている情報をもとに、マルのパン屋の成り立ち、掲載メニューと価格、売り切れを避ける動き方、駅からの道のり、持ち帰ったパンのおいしい食べ方、そしてシーン別の使い方まで、地元目線でまとめました。初めて行く前に読んでおけば、「行ったのに何もなかった」という残念な結果を避けられるはずです。
・マルのパン屋がどんな店で、いつからあるのか
・グルメサイトに掲載されているパンの名前と価格帯
・「売り切れ次第閉店」の店で買い逃さない動き方
・駅からの歩き方、車・自転車で行くときの注意点
マルのパン屋は茨木・中津町の小さな町のパン屋さん

まずは「そもそもどんなお店なのか」から整理していきます。チェーン店ではなく、個人で営む小さなベーカリーなので、事前に知っておくと行ったときの印象が大きく変わります。
2018年1月にオープンした、元パン職人の店主のお店
マルのパン屋は、2018年1月20日にオープンした個人経営のベーカリーです。地域メディア「茨木ジャーナル(いばジャル)」の開店レポートによると、もともとパン屋で働いていた店主が独立して開いたお店で、看板には「小さなパン屋ですが、地域の方に愛されるパン屋さんになれるよう頑張ります!」というメッセージが掲げられていました。
開店から8年以上たった今も、グルメサイトに口コミが寄せられ続けているのは、近所の人の日常の買い物先として根付いている証拠と言えます。新しくオープンしては数年で入れ替わるパン屋も多い中、住宅街で長く続いている点は安心材料です。
使い方としては、「話題の新店を遠征して攻める」というより、「茨木市駅の東側に住んでいる、または用事がある日にふらっと寄る」店。通勤前後や、近くでの用事ついでに買い足すのに向いています。
注意点は、個人店のため公式サイトが見当たらないことです。臨時休業やメニュー変更をネットで一括確認できないので、遠方から行く場合は事前に電話で確かめておくのが確実です。
開店初日は昼前に一時閉店するほどの人気だった
いばジャルの開店レポートには、オープン初日の様子も書かれています。オープン直後からお客さんが殺到し、パンが「飛ぶように売れていった」結果、午前10時過ぎには一時閉店状態になったそうです。
これは開店初日という特別な日の話ですが、この店の性格をよく表しています。小さな厨房で焼ける量には限りがあり、店頭に並べられる数も大型ベーカリーほど多くありません。人気が集中すると、あっという間に棚が空になるのが、こうした町のパン屋の宿命です。
この話から学べるのは、「狙いのパンがあるなら早めの時間に行く」という基本姿勢です。とくに週末の午前中は、家族分をまとめ買いする人が重なりやすい時間帯。朝食用の食パンや、子どもが好きな甘いパンを確実に手に入れたいなら、午前中の早い時間を目安に動くのが無難です。
一方で、初日のような混雑が毎日続いているわけではありません。平日の昼間など、比較的落ち着いた時間帯もあるはずなので、「必ず行列している」と身構えすぎる必要はないでしょう。
店内は木とアイアンの落ち着いた雰囲気
開店時の紹介記事によると、店内は木とアイアンを組み合わせたやわらかい雰囲気で、雑貨がさりげなく飾られています。奥のキッチンから焼き上がったパンが次々と運ばれてくる、対面の距離が近いタイプの店づくりです。
こぢんまりした空間なので、ゆっくり棚を眺めながら選ぶというより、トレーとトングを手に、並んだパンをテンポよく選んでいくイメージ。焼き上がりの時間帯に居合わせると、店内いっぱいにバターや小麦の香ばしい香りが広がります。製パン会社のパスコも、こうした「店内に満ちる焼き立ての香り」は町のパン屋にしか再現できない強みだと解説しています。
向いているのは、ひとりでの買い物や、親子2人くらいでの来店です。大人数でどっと入ると店内がいっぱいになってしまうので、グループで行くときは代表者が店に入り、他の人は外で待つくらいの気配りがちょうどいいでしょう。
注意したいのは、ベビーカーごとの入店です。店の広さを考えると、混雑時は動きにくい可能性があります。赤ちゃん連れなら、抱っこ紐で行くか、空いていそうな時間を選ぶのがおすすめです。
東京商工リサーチによると、2025年は米の価格高騰でパンの需要が伸び、小規模なパン屋もさまざまな工夫を重ねた結果、パン屋の倒産件数が4年ぶりに減少しました。住宅街で長く続く町のパン屋は、こうした工夫の積み重ねで地域の食卓を支えています。
| 住所 | 大阪府茨木市園田町5-2 |
| 電話番号 | 072-652-5501 |
| アクセス | 阪急茨木市駅 徒歩7分(約567m) |
| 駐車場 | なし |
茨木で食事をする店をもっと探したい方は、駅ごとにランチの選び方をまとめたこちらの記事も参考にしてください。

茨木でお昼を食べようと調べ始めると、候補は次々に出てくるのに、当日になって「JRの駅前で探すのか、それとも阪急側まで歩くのか」で手が止まる。茨木のランチには、こ…
棚に並ぶのはどんなパン?掲載メニューと価格を一覧で
公式サイトがないため、メニューはグルメサイトや地図サービスの掲載情報が頼りになります。ここでは、掲載されているパンの名前と価格を整理しました。
価格帯は160円台から240円台が中心
Yahoo!マップのメニュー掲載を見ると、マルのパン屋のパンはフロランタン160円程度から、食パンやサンドイッチの240円程度までに収まっています。食べログの口コミで複数見かける「焼きカレーパン(チキン&チーズ)」は180円です。
原材料費の値上がりが続く中でも、ほとんどのパンが200円台前半までに収まっている価格設定は、毎日の朝ごはんや子どものおやつに使いやすいラインです。
たとえば、朝ごはん用に食パン、自分用にハード系のパン、子ども用に甘いパン、夫婦のお昼用に惣菜パン2個…と選んでいっても、トレーいっぱいに載せる前提で予算を組めます。家族の人数が多い家庭ほど、この価格差のありがたみを感じやすいはずです。
ただし、ここで紹介している価格はあくまでグルメサイトなどの掲載時点のもの。原材料費の高騰が続く中、パン屋の価格改定は珍しくありません。レジで数十円違っていても驚かないよう、「目安」として見ておいてください。
北摂ごちそう手帖調べ|掲載メニューの価格一覧
グルメサイト・地図サービスに掲載されているメニューを、ジャンル別に並べました(北摂ごちそう手帖調べ)。
| ジャンル | メニュー名(掲載表記) | 価格の目安 | 掲載元 |
|---|---|---|---|
| 惣菜パン | 焼きカレーパン(チキン&チーズ) | 180円 | 食べログ・Yahoo!マップ |
| 惣菜パン | 鶏ごぼうサラダパン | 190円程度 | Yahoo!マップ |
| 惣菜パン | 三種のチーズとチョリソーウィンナー | 220円程度 | Yahoo!マップ |
| フランス系 | ベーコン・大葉・チーズフランス | 220円程度 | Yahoo!マップ |
| フランス系 | 明太子フランス | 190円程度 | 食べログ口コミ |
| ハード系 | ハード/バケット | 230円程度/210円程度 | Yahoo!マップ |
| 甘いパン・焼き菓子 | マルのクリームパン/フロランタン | 160円程度/160円程度 | 食べログ口コミ/Yahoo!マップ |
| 食事パン | 食パン/サンドイッチ | 240円程度/240円程度 | Yahoo!マップ |
表を見ると、惣菜パン・フランス系・ハード系・甘いパン・食事パンと、ジャンルがまんべんなく揃っていることがわかります。ひとつのジャンルに特化した専門店ではなく、「家族それぞれの好みに1軒で応えられる」総合型の町のパン屋さんです。
「程度」と付けた価格は、1つの掲載元でしか確認できなかったものです。店頭の値札とずれている可能性があるので、予算を組むときは少し余裕を持たせてください。また、ここに載っていないパンも日によって並んでいるはずです。
店名を冠した「マルのクリームパン」は最初の1個に
初めて行くなら、店名がそのまま入った「マルのクリームパン」(160円程度)から試してみるのがおすすめです。食べログの口コミにも名前が挙がっているパンで、看板商品に近い位置づけと考えられます。
店名を冠したパンは、店主がそのお店の「顔」として出していることが多いもの。クリームパンはカスタードの炊き方や生地の甘さでお店の方向性がよくわかるので、最初の1個として店の実力を測るのにぴったりです。ふんわりした生地を割ると、なめらかなクリームがとろりとのぞく——そんな王道の一品を、まず確かめてみてください。
子ども連れなら、クリームパンは取り合いにならないよう人数分買っておくのが平和です。160円程度なら、兄弟の分をまとめて買っても財布へのダメージは小さく済みます。
注意点として、クリームパンは中身が傷みやすい種類のパンです。夏場の持ち歩きは短時間にとどめ、その日のうちに食べ切るようにしましょう。また、人気のパンから売り切れていくので、遅い時間だと出会えないこともあります。
惣菜パンはランチ代わりに組み合わせやすい
昼ごはんとして使うなら、惣菜パン2個の組み合わせが満足度の高い選び方です。たとえば焼きカレーパン(チキン&チーズ)180円と、鶏ごぼうサラダパン190円程度を合わせても、ワンコインに近い金額でおなかが満たされます。
焼きカレーパンは、揚げずにオーブンで焼き上げるタイプのカレーパン。揚げたものより表面が軽く、チキンのうまみとチーズのコクがカレーに重なります。鶏ごぼうサラダパンは、ごぼうのシャキッとした歯ごたえとマヨネーズのまろやかさが合わさる、和風寄りの惣菜パン。味の方向がかぶらない2個を組み合わせると、最後まで飽きずに食べられます。
在宅ワークの日のお昼や、近くでの用事の合間にささっと食べたいときにぴったりです。三種のチーズとチョリソーウィンナー220円程度のようなボリュームのあるパンを1個足せば、食べ盛りの学生にも十分な量になります。
気をつけたいのは、惣菜パンはお昼前後に売れやすいことです。お昼ごはん目当てで行くなら、正午ちょうどより少し早めに着くよう動くと選択肢が広がります。
「売り切れ次第閉店」の店で買い逃さないには?

マルのパン屋についてエキテンなどで繰り返し触れられているのが「売り切れ次第閉店」というスタイルです。ここを知らずに行くと、せっかく足を運んでも何も買えないことがあります。
夕方に行くと棚が空のことがある
エキテンの口コミには、夕方には売り切れてしまうことが多いという声が寄せられています。仕込んだ分が売れた時点で店を閉めるスタイルなので、グルメサイトに書かれた閉店時刻まで必ず開いているとは限りません。
これは、小さな個人店ならではの事情です。大型店のように一日中パンを焼き続ける人手や設備はなく、その日に焼ける量には限界があります。売れ残りを出さないよう、需要に合わせた量だけ焼いているとも言えます。
そのため、仕事帰りの夕方に「明日の朝食用の食パンを買って帰ろう」と考えている人は要注意です。平日の夕方は、夕食の買い物ついでに寄る人とも重なり、食パンのような定番品から先になくなりがち。確実に買いたい日は、午前中や昼過ぎなど早めの時間に寄れる日を選びましょう。
逆に、夕方に行けて何か残っていたらラッキー、くらいの気持ちでいると、残念な思いをせずに済みます。
原因は、グルメサイトの閉店時刻だけを見て「その時間までは開いている」と思い込んでしまうこと。売り切れ次第閉店のため、人気の日は予定より早く店じまいすることがあります。対策は、夕方に行きたい日は出発前に電話で「まだパンは残っていますか」と一言確認すること。遠回りしてから閉店に気づく、というムダ足を防げます。
狙いのパンがあるなら早めの時間に
「このパンを絶対に買いたい」という目当てがある日は、午前中の早い時間帯を目安に動くのが基本です。パン屋は開店直後から昼前にかけて、次々と焼き上がりが棚に並んでいきます。
とくに食パン・クリームパン・カレーパンなど、口コミでよく名前が挙がる定番品は、まとめ買いする常連さんも多いジャンル。開店初日の「午前10時過ぎには一時閉店状態」というエピソードが示すように、人気が集中すると午前中でも棚が薄くなることがあります。
朝の通勤前にさっと寄れる人は、そのタイミングがいちばん確実です。休日なら、朝の散歩がてら家族で出かけて、焼きたてを朝ごはんにする使い方もいいでしょう。まだ温かいパンを持ち帰り、コーヒーを淹れて食卓に並べれば、いつもの休日が少し特別になります。
なお、開店時刻は公式サイトで確認できる情報がありません。グルメサイトの掲載時刻は変わっていることもあるので、早朝に行く場合は事前に電話で確認しておくと安心です。
電話で確認するのがいちばん確実
公式サイトやSNSでの発信が見当たらない以上、いちばん確実な情報源はお店への電話です。電話番号は下の店舗情報カードに載せているので、そちらからかけられます。
電話で確認しておきたいのは、「今日は営業しているか」「まだパンは残っているか」の2点です。定休日については、食べログでは火曜、2018年の開店時の記事では「火曜休み(不定休)」と紹介されていて、情報源によって書き方が少しずつ違います。臨時休業の可能性も含めて、遠くから行く日ほど電話一本で確かめるのが安心です。
電話をかけるなら、忙しい時間帯を避ける気配りもしたいところ。焼き上げと接客に追われる朝や昼どきは避け、少し落ち着いていそうな時間にかけると、お互い気持ちよくやりとりできます。
一方で、取り置きや予約ができるかどうかは、掲載情報からは確認できませんでした。「予約できるはず」と思い込まず、電話のついでに聞いてみる程度にとどめておきましょう。
阪急茨木市駅から歩く道と、車で行くときの注意
マルのパン屋は、駅前の商業施設ではなく住宅街の中にあるお店です。アクセスの仕方を事前にイメージしておくと、初めてでも迷わず着けます。
駅から徒歩7分、東側の住宅街へ
食べログの掲載では、マルのパン屋は阪急茨木市駅 徒歩7分(約567m)です。駅の東側へ出て、中津町方面の住宅街に向かって歩いていくイメージになります。
徒歩7分という距離は、パンを買って帰るのにちょうどいい距離感です。行きは駅前の喧騒を抜けて住宅街に入っていく静かな道のり、帰りは焼きたてのパンの香りを袋から漂わせながら駅へ戻る…というのが、電車で来る人の定番の動き方になるでしょう。
阪急京都線を使う人なら、梅田方面・京都方面どちらからでもアクセスしやすく、茨木市駅での乗り換えや用事のついでに寄り道できます。スマホの地図アプリで店名を入れれば、駅からのルートは迷わずたどれます。
注意点は、JR茨木駅からは距離があることです。「茨木駅」と「茨木市駅」は別の駅なので、JRで来る人は間違えて降りないようにしましょう。JR側からは歩くと時間がかかるので、阪急を使うかバスを組み合わせる方がスムーズです。
茨木には、JRの「茨木駅」と阪急の「茨木市駅」の2つの駅があり、地元の人は「JR茨木」「阪急茨木」と呼び分けています。マルのパン屋の最寄りは阪急側の茨木市駅。待ち合わせや道案内の際は、どちらの駅かを必ず言い添えましょう。
意外と便利な「中津町」バス停
意外と知られていないけれど、中津町バス停から徒歩2分という近さも、マルのパン屋の使いやすさのひとつです。エキテンの店舗情報に、このバス停からのアクセスが掲載されています。
駅から歩くのがしんどい高齢の方や、小さな子どもを連れての移動、雨の日などは、バスを使うと歩く距離をぐっと減らせます。徒歩7分と徒歩2分の差は、たった5分と思うかもしれませんが、荷物を持っている日や暑い夏の日には大きな違いになります。
とくに、パンをたくさん買う予定の日は帰りの荷物が増えるもの。食パンや家族分の惣菜パンを抱えて駅まで歩くより、バス停が近い方が楽に帰れる場面もあるでしょう。自宅がバス路線沿いにある地元の人なら、駅を経由せずに直接行き来できるかもしれません。
注意点として、バスの系統や本数は時間帯によって変わります。乗る前に、運行会社の時刻表で中津町に停まる便と時間を確認しておきましょう。
駐車場はないので車の人は要注意
北摂は車で買い物に出かける人が多いエリアですが、マルのパン屋は食べログ・エキテンともに駐車場なしと掲載されています。車で行く場合は、近くのコインパーキングを自分で探す必要があります。
住宅街の中にある店なので、店の前に車を停めて買い物をするのは、近隣の迷惑になるうえ、駐車違反の対象にもなりかねません。「パンを買うだけだから数分なら…」という短時間の路上駐車も避けましょう。
車で行きたい人は、出発前に地図アプリで周辺のコインパーキングの場所を確認しておくと、現地で探し回らずに済みます。近くでほかの用事があるなら、その用事の駐車場に停めて歩いて寄るのもひとつの方法です。
自転車で行く人は、店の前に自転車を置けるスペースがあるかどうかも、掲載情報からははっきりしません。歩道をふさがない置き方を心がけ、混んでいるときは少し離れた場所に停めて歩く配慮があると安心です。
原因は、郊外のパン屋と同じ感覚で「店の駐車場に停めればいい」と考えてしまうこと。マルのパン屋は駐車場なしのため、住宅街の中でコインパーキングを探して何周もすることになりがちです。対策は、出発前に地図アプリで周辺のコインパーキングを1〜2か所目星をつけておくこと。可能なら電車かバスで行くのがいちばん気楽です。
持ち帰ったパンをおいしく食べるコツ
イートインスペースの情報は掲載されていないので、基本はテイクアウトとして考えておくのが無難です。持ち帰ってからの扱い方ひとつで、パンのおいしさは大きく変わります。
ハード系・フランス系はその日のうちが食べごろ
ハード230円程度やバケット210円程度、ベーコン・大葉・チーズフランス220円程度といったハード系・フランス系のパンは、買った日のうちに食べるのがいちばんおいしいタイミングです。
ハード系のパンの魅力は、パリッとした皮と、しっとりもっちりした中身のコントラスト。時間がたつと皮が湿気を吸って柔らかくなり、この食感が失われていきます。明太子フランスのように具が入ったフランスパンも、焼きたての香ばしさが一番の食べどころです。
夕食にバケットを添えるなら、食べる直前にトースターで軽く温め直すと、皮のパリッと感がよみがえります。ベーコン・大葉・チーズフランスは、温め直すとチーズが再びとろりとして、大葉の香りも立ち上がります。ワインやスープと合わせて、ちょっとしたごちそうの夜にどうぞ。
注意点として、翌日以降に食べる分は、乾燥しないよう袋に入れて保存しましょう。すぐ食べない分はスライスして冷凍しておき、食べるときにトースターで焼くと、買った日に近い状態で楽しめます。
食パンは厚めに切ると本来の食感が残る
食パン(240円程度)を買ったら、好みの厚さに自分で切り分けられるのが、町のパン屋の食パンのいいところです。製粉会社の日清製粉グループのサイトでも、日本の食パンは「ふわふわでしなやか」で、薄く切ると圧縮されやすいと解説されています。
つまり、ふんわりした食感をしっかり味わいたいなら、厚めに切ってトーストするのがおすすめ。表面はカリッと、中はふわっと、その差がはっきり感じられます。バターを塗れば、焼き目にじゅわっと染み込み、朝ごはんの満足感がぐっと上がります。
サンドイッチを自分で作るなら、逆に薄めに切るのが向いています。パンが薄いと具材との一体感が出て、手で持って食べやすくなります。ただし、薄く切るときは力を入れすぎると生地がつぶれるので、パン切り包丁を前後に大きく動かすようにして切るのがコツです。
気をつけたいのは、買ってすぐの温かい食パンを切ろうとすること。中がまだ柔らかすぎて、断面がつぶれてしまいます。しっかり冷めてから切ると、きれいな断面に仕上がります。
サンドイッチ・惣菜パンを外で食べるときのマナー
近くの公園や移動中に食べるなら、紙ナプキンやティッシュで包んで食べるのが、手も周りも汚さないコツです。女性誌「Precious」のマナー記事でも、テイクアウト時はナプキンなどでしっかり包んで食べることが大事と紹介されています。
とくにサンドイッチ(240円程度)や具だくさんの惣菜パンは、かぶりついた拍子に具がこぼれやすいもの。同じ記事では、購入するときに食べる場面をイメージして、ナプキンやフォークなど必要なものをもらっておくといい、とも書かれています。レジで「すぐ食べるので」と伝えておくと安心です。
子どもと一緒に外で食べるなら、ウェットティッシュを持参するのがおすすめ。カレーパンの油やクリームパンのクリームで手がべたつきやすいので、食べ終わったらすぐ拭けるようにしておきましょう。
注意点として、夏場の屋外は食べ物が傷みやすい環境です。サンドイッチや惣菜パンを持ち歩く時間はできるだけ短くし、保冷バッグを使うなど工夫をしてください。
ハード系・フランス系はその日のうちに、食べない分はスライスして冷凍。食パンは冷めてから切り、トースト用は厚め、サンドイッチ用は薄めに。外で食べるならナプキンとウェットティッシュを用意しておくと、最後まで気持ちよく食べられます。
どんな人・どんな場面に向いている?シーン別の使い方
同じパン屋でも、使う人や場面によって「ちょうどいい使い方」は変わります。ここでは、マルのパン屋をどんなシーンで使うと満足度が高いかを考えてみます。
通勤前の朝ごはん・昼ごはん調達に
阪急茨木市駅を毎日使う人にとって、マルのパン屋は通勤前後の食料調達先として使いやすい位置にあります。駅から徒歩7分という距離は、少し早めに家を出れば無理なく寄り道できる範囲です。
朝ごはんを家で食べる時間がない日は、惣菜パンを1〜2個買って職場で食べる、という使い方もできます。お昼の分もまとめて買っておけば、昼休みに外へ出る時間を節約できます。ほとんどのパンが200円台前半までなので、コンビニで弁当を買うのと比べても、財布へのやさしさでは引けを取りません。
北摂の朝型パン屋を紹介する関西の情報サイトでも、早朝から開いているパン屋は通勤・通学前や朝活の途中に立ち寄れる点が魅力として挙げられています。マルのパン屋もまさにその使い方がはまるお店です。
注意点は、朝の時間帯はお店側も焼き上げで忙しいこと。まだ並んでいないパンもあるので、全種類が揃っていることを期待しすぎないようにしましょう。
子どものおやつ・週末の家族のまとめ買いに
子どもがいる家庭なら、週末の朝に家族分をまとめ買いする使い方が向いています。甘いパン、惣菜パン、食パンとジャンルが揃っているので、家族それぞれの好みに1軒で応えられます。
開店当初の紹介記事では、子どもに人気のキャラクターを模したチョコ入りのパンも並んでいたことが紹介されていました。エキテンの口コミでも「キャラクターがかわいい」という声が見られます。今も同じパンがあるとは限りませんが、子どもが自分でトレーに乗せたくなるような見た目のパンが並んでいる可能性は高そうです。
おやつ用には、フロランタン160円程度のような焼き菓子も選択肢になります。キャラメルでコーティングされたナッツのカリカリ感と、サクッとした生地の組み合わせは、パンとは違う満足感があります。
注意点は、店内がこぢんまりしていること。子どもがトングを振り回したり、パンに手を伸ばしたりしないよう、大人がそばでしっかり見守りましょう。混雑しているときは、子どもには外で待ってもらうのもひとつの方法です。
北摂全体でパン屋の選択肢を広げたい方は、6市のパン屋を個性別にまとめたこちらもどうぞ。

北摂でパン屋を探すと、検索結果に出てくる店の数が多すぎて逆に決められない——そんな経験はありませんか。豊中、吹田、茨木、高槻、箕面、池田。この6市はどこもパンの…
遠くからわざわざ行くなら組み合わせを工夫
茨木市外から行く場合は、マルのパン屋だけを目的にするより、茨木市駅周辺での用事と組み合わせるのがおすすめです。売り切れや臨時休業のリスクがある小さな店なので、空振りしてもがっかりしない予定の組み方が大切です。
たとえば、駅周辺でランチやカフェを楽しむ日に、帰り道にパンを買って帰るルート。茨木市駅は阪急京都線の駅なので、梅田方面・京都方面どちらからも電車1本で来られます。駅前の飲食店で食事を済ませ、帰りに翌朝のパンを調達すれば、1日の中で無理なく立ち寄れます。
ただし、帰り際に寄る計画だと夕方になりがちで、売り切れのリスクが高まります。遠方から行くなら、先にパン屋に寄ってから、ほかの用事を済ませる順番の方が確実です。その場合は、パンが傷まないよう持ち歩き時間に気をつけましょう。
茨木でカフェの時間を組み合わせたい方には、パンケーキのお店を紹介したこちらの記事も参考になります。

茨木で「ふわふわのパンケーキと、ちゃんとおいしいコーヒーを落ち着いて味わえるお店はない?」と探していると、名前がよく挙がるのがカフェレードルです。JR茨木駅の西…
| マルのパン屋が向いている人 | ほかの店を検討した方がいい人 |
|---|---|
| 阪急茨木市駅を日常的に使う人 200円台前半までで家族分を揃えたい人 午前中に買い物へ出られる人 徒歩・バスで動ける人 | 夕方以降しか行けない人 車で駐車場に停めて買いたい人 店内でゆっくり食べたい人 公式サイトで事前にメニューを見たい人 |
マルのパン屋に行く前に知っておきたいQ&A
最後に、初めて行く人が気になりそうな疑問をQ&A形式でまとめます。掲載情報から確認できることと、確認できないことを分けてお伝えします。
営業時間と定休日は?
営業時間について、お店の公式情報は見つかりませんでした。グルメサイトの掲載では、平日と土日で開店時刻が異なり、火曜が定休日とされています。ただ、2018年の開店時の紹介記事では開店時刻が今の掲載と違っていて、営業時間はオープン以来変わってきたと考えられます。
こうした事情から、この記事では具体的な開店・閉店時刻を断定しないことにしました。誤った時刻を信じて朝早く出かけ、シャッターの前で待ちぼうけ…という事態を避けたいからです。
確実なのは、やはり電話での確認です。特に、定休日の前後や祝日、年末年始などは、臨時休業や営業時間の変更があるかもしれません。遠方から行く日や、朝一番を狙う日は、前日までに電話で確かめておきましょう。
近所に住んでいる人なら、一度行ったときに店頭の案内を見ておくのがいちばんの近道です。店頭の貼り紙には、ネットには載らない最新情報が書かれていることがあります。
イートインや予約はできる?
イートインスペースや予約・取り置きについては、今回参照したグルメサイトや地域メディアの掲載からは確認できませんでした。こぢんまりした店内の造りを考えると、基本はテイクアウト専門のパン屋さんとして考えておくのが無難です。
その場で食べたい場合は、店を出てから近くで食べられる場所を探すことになります。住宅街の中なので、歩きながら食べるのは周りの迷惑にもなりかねません。家や職場まで持ち帰って食べるのが、いちばん落ち着いて味わえる方法です。
予約や取り置きについては、まとめ買いしたい日に便利なので気になるところ。できるかどうかは店の方針次第なので、電話で聞いてみましょう。もしできなかったとしても、「売り切れ次第閉店」の店では、早い時間に行くことが最大の予約代わりになります。
注意点として、大量の注文はお店の仕込み量に影響します。数十個単位で必要なときは、前もって相談するのが気持ちのいいマナーです。
支払い方法や持ち物は?
キャッシュレス決済の対応状況も、今回の掲載情報からははっきりしませんでした。小さな個人店では現金のみのケースも多いので、念のため現金を用意して行くと安心です。
パンの価格帯は160円程度から240円程度が中心なので、千円札と小銭があれば、たいていの買い物は済みます。家族分をまとめ買いする日は、2千円ほど持っておくと余裕があります。
持ち物としてあると便利なのは、エコバッグです。紙袋に入れてもらったパンを、さらに大きめのバッグに入れておくと、帰り道で袋がつぶれたり、クリームパンが押されたりするのを防げます。夏場なら保冷バッグ、外で食べる予定があるならウェットティッシュもあると便利です。
注意点として、レジ袋の有料化以降、袋が必要かどうかを聞かれることがあります。エコバッグを持っていれば、やりとりもスムーズです。
まとめ
マルのパン屋は、2018年のオープンから茨木市駅東側の住宅街で親しまれてきた、日常づかいの町のパン屋さんです。派手さはなくても、ジャンルの揃った棚と手頃な価格、焼きたての香りが、何度でも通いたくなる理由になっています。まずは次の週末の午前中、店名を冠した「マルのクリームパン」を1個、トレーに乗せるところから始めてみてください。
※価格・営業状況は掲載時点の情報をもとにしています。最新情報はお店へ直接ご確認ください。
参考:食べログ マルのパン屋/茨木ジャーナル 開店レポート/エキテン/日清製粉グループ パンライフ/Precious/パスコ/関西ナビ

コメント