本町で朝ごはんを食べようとして、駅の周りを歩いたのにシャッターの閉まった店ばかり……という朝はありませんか。御堂筋と中央大通りが交わる本町は、船場の問屋街とオフィスビルが重なる街です。お昼は行列ができるのに、朝に開いている店は意外と限られていて、しかも開店時刻が店ごとにばらばらです。
先に結論をお伝えすると、本町のモーニングは「何時に着くか」と「ご飯・パン・コーヒーのどれで始めたいか」の2つで選ぶと迷いません。朝7時台なら立ち食いの讃岐うどん、8時台ならパン屋か和の朝ごはん、10時を過ぎたら大正生まれの老舗喫茶のコーヒーとドーナツ、という流れで考えると、出勤前でも打ち合わせ前でも、ちょうどいい1軒が見つかります。
この記事では、本町駅から歩いて行ける朝の5軒を、開店時刻・席の形・定休日・駐車場の有無まで含めて整理しました。北摂から御堂筋線で本町へ通う人にも、週末に大阪市内へ出てくる人にも使えるように、失敗しやすいポイントも正直に書いています。
・本町で朝から開いている5軒と、それぞれの開店時刻・定休日
・うどん/パン/和定食/老舗珈琲、朝の気分別の選び方
・日曜や祝日に行って空振りしないための曜日の組み立て方
・車で行く人が知っておきたい駐車場事情
モーニング本町は「着く時刻」で選ぶと外れない

本町の朝ごはん選びでいちばん大事なのは、お店の評判よりも先に「自分が何時に本町にいるか」を決めることです。5軒の開店時刻を並べると、7時・8時・10時と3つの時間帯にきれいに分かれます。
7時台に開いているのは讃岐うどんの立ち食い店
始業前の7時台に温かいものを食べたいなら、候補はUdon Kyutaroになります。営業時間は07:00-10:00、11:00-15:00の二部制で、朝の部がしっかり設けられているのが特徴です。いりこと昆布の出汁の香りが立ちのぼるカウンターで、立ったままさっとすすって出社できるので、会議が朝一番に入っている日や、夜行バス・早朝の新幹線で大阪に着いた出張の朝に向いています。
ただし立ち食いのカウンター10席なので、ゆっくり新聞を広げるような使い方はできません。子連れで座って食べたい朝や、友人とおしゃべりしながらのモーニングには、次の8時台の店を選んだほうが落ち着きます。朝の部は10:00で終わるので、「9時過ぎに行けばいいか」と油断すると、昼の部まで待つことになる点も覚えておきましょう。
8時台はパン屋と和の朝ごはんが選べる
8時になると選択肢が一気に増えます。ブーランジェリー カワ 本町南店は08:00-19:00の営業、和レ和レ和は08:00-17:00(L.O.16:30)の営業で、どちらも朝8時から使えます。パンデュース 本店もパン好きのあいだで朝の定番として名前が挙がる店です(営業時間は曜日で変わるため、下の店舗カードと公式サイトで確認してください)。
8時台の本町は、オフィスに向かう人の流れが御堂筋の歩道にできる時間帯です。焼きたてのパンを買ってデスクで食べる人、和の朝ごはんで出汁の効いた汁物からゆっくり始めたい人、どちらのニーズにも応えられるのがこの時間帯の強み。子連れで週末に来た場合も、席のある和レ和レ和なら落ち着いて過ごせます。一方でパン屋の2軒はテイクアウトが中心で、店内でゆっくり座る前提の店ではないことに注意してください。
10時からは老舗喫茶で「遅めの朝」を
朝寝坊した休日や、11時の打ち合わせ前にひと息つきたい日は、平岡珈琲店を候補に入れてください。開店は10:00で、営業時間は10:00-18:00(17:00 L.O.)。大正10年(1921年)創業の、大阪で最も古いとされる喫茶店です。自家焙煎の百年珈琲が550円、手づくりの揚げドーナツが280円なので、合わせても千円札でお釣りが来ます。
いわゆる「トースト・ゆで卵つきのモーニングセット」を出す店ではないので、朝食としてしっかり食べたい人には物足りないかもしれません。ドーナツとコーヒーで軽く済ませ、お昼をしっかり食べる日の「朝の一杯」として使うのがちょうどいい距離感です。月曜・火曜が定休日なので、週明けの朝には使えない点も要注意です。
5軒の朝の時間割を一覧で比べる
ここまでの内容を、北摂ごちそう手帖調べとして一覧にまとめました。開店時刻と定休日は各店の公式サイト等で確認できた値だけを載せています。
| 店名 | 朝の営業 | 定休日 | 朝のスタイル |
|---|---|---|---|
| Udon Kyutaro | 07:00-10:00 | 日曜日、祝日 | 立ち食い讃岐うどん |
| ブーランジェリー カワ 本町南店 | 08:00-19:00 | 日曜日 | パン(テラス3席) |
| 和レ和レ和 | 08:00-17:00 | 不定休 | 和の朝ごはん・カフェ |
| パンデュース 本店 | 公式で要確認 | 公式で要確認 | 野菜を使ったパン |
| 平岡珈琲店 | 10:00-18:00 | 月曜日、火曜日 | 自家焙煎珈琲とドーナツ |
表を見ると、日曜日に使えるのは不定休の和レ和レ和と、日曜が定休日ではない平岡珈琲店くらいだとわかります。本町はオフィス街なので、平日と週末で朝の選択肢がまったく変わる街だと覚えておくと、後で紹介する「日曜の空振り」を防げます。
朝7時から出汁の香り、Udon Kyutaroの讃岐うどん
本町で「朝ごはんは温かい麺がいい」という人にまず知ってほしいのが、Udon Kyutaroです。立ち食いのカウンターで、朝7時から本格的な讃岐うどんを出してくれます。
| 住所 | 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-16 丼池繊維会館 1F |
| 電話番号 | 080-2516-2680 |
| 営業時間 | 07:00-10:00、11:00-15:00 |
| 定休日 | 日曜日、祝日 |
| アクセス | 地下鉄御堂筋線・中央線「本町駅」12番出口より徒歩約5分 |
| 駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
香川の名店仕込みのもっちりした麺
Udon Kyutaroの魅力は、朝から香川の名店仕込みの讃岐うどんが食べられることです。店主は香川県の人気うどん店で修業を積んだ人で、店は食べログの百名店にも選ばれています。麺はもっちりとしながら表面はなめらかで、いりこと昆布の出汁はやさしい味。寝起きの胃にもすっと入っていく軽さがあります。
メニューは「kake」「shoyu」「bukkake」といったアルファベット表記の定番に加え、大ぶりの牛肉や豚肉を炙って麺にのせる「ABURI」が名物として知られています。朝は出汁を味わうシンプルなかけ、昼に来たときは炙りをのせてボリュームを出す、という使い分けもできます。夏場には、すだちを浮かべた冷たいうどんを目当てに来る人もいます。価格は改定されることがあるので、券売機や店頭のメニューで確認してから注文してください。
出勤前の15分で食べ終えられる立ち食いの気軽さ
席は立ち食いカウンターの10席のみ。座れないことをデメリットと感じるかもしれませんが、朝の忙しい時間にはこれが逆に武器になります。注文して、麺が出てきて、すすって、店を出る。この流れがとにかく早いので、始業前のすき間時間に朝ごはんを済ませたいビジネスパーソンにぴったりです。
アクセスは地下鉄御堂筋線・中央線「本町駅」12番出口より徒歩約5分。丼池(どぶいけ)筋沿いの繊維問屋街の一角にあり、朝の静かな問屋街を歩いていくと、出汁の香りで店の場所がわかります。ひとりでふらっと寄る朝ごはんには理想的な一軒ですが、ベビーカーでの入店や小さな子どもとの食事には向きません。子連れなら、次の章以降で紹介する座れる店を選んでください。
本町の丼池筋は、船場の繊維問屋が集まる通りとして知られています。朝はまだ問屋のシャッターが閉まっていて人通りも少なく、昼とはまったく違う静かな表情を見せてくれます。朝うどんの前後に、少しだけ遠回りして歩いてみるのもおすすめです。
朝の部と昼の部の間に「空白の1時間」がある
Udon Kyutaroの営業は07:00-10:00、11:00-15:00で、10時から11時は営業していません。朝の部の終わりが早いので、「10時の打ち合わせの前に食べよう」と思っても、店に着いたときにはもう閉まっている、ということが起こりえます。
定休日は日曜日と祝日。平日と土曜日の朝に使える店と覚えておきましょう。駐車場はなく、近隣のコインパーキングを使うことになります。本町の中心部はコインパーキングの料金が高めで、しかも朝の時間帯は満車のことも多いので、車で来るより地下鉄で来るほうが気楽です。北摂からなら御堂筋線一本で本町まで来られるので、電車移動をおすすめします。
「朝うどんなら何時でもいいだろう」と思って10時過ぎに向かうと、朝の部はすでに終了しています。原因は、朝の部(07:00-10:00)と昼の部(11:00-15:00)の間が空いていること。対策は、9時台前半までに店に着くよう逆算して家を出ることです。売り切れで早めに閉まることもあるので、確実に食べたい日ほど早めの時間帯を狙いましょう。
パン好きの朝ならパンデュース 本店の野菜パン

本町でパンの朝ごはんを探すと、必ず名前が挙がるのがパンデュース 本店です。国産小麦と産地を限定した野菜を使った焼きたてパンで知られ、パン百名店にも選ばれています。
| 住所 | 大阪府大阪市中央区淡路町4-3-1 FOBOSビル1F |
| 電話番号 | 06-6205-7720 |
| アクセス | 本町駅周辺 |
| 公式サイト | 公式サイト |
野菜がパンの主役になる、ほかにない味わい
パンデュースの特徴は、国産小麦の生地に産地限定の野菜を合わせたパンです。ハード系のパンの香ばしさに、野菜の甘みや食感が重なって、ひとつ食べるだけで「ちゃんと朝ごはんを食べた」という満足感があります。口コミではカンパーニュや野菜を使ったパン、カレー系のパンの名前がよく挙がっています。
サラダを別に用意しなくても野菜が摂れるので、ひとり暮らしで朝ごはんが菓子パンに偏りがちな人や、ヘルシーな朝食を意識している人にはうれしい一軒です。季節によって並ぶ野菜が変わるので、通うたびにラインナップが少しずつ違うのも楽しみのひとつ。価格は商品と時期によって変わるので、店頭の値札で確認してください。
オフィスへの手土産や会議の差し入れにも
パンデュース 本店は、本町のオフィスで働く人にとって、朝ごはんを買う店であると同時に、差し入れを調達する店でもあります。見た目が華やかな野菜のパンは、会議のお茶請けにしても話題になりやすく、「どこのパン?」と聞かれるきっかけになります。
出勤前に自分の朝ごはんとチームへの差し入れをまとめて買っていく、という使い方もできます。北摂から本町へ通勤している人なら、帰りに買って翌朝の家族の朝食にする手もあります。ハード系のパンは翌日トースターで温め直しても香ばしさが戻りやすいので、買い置きにも向いています。
営業日は曜日で違うので、先に公式で確認を
パンデュース 本店は曜日によって営業時間が変わり、週の中に定休日が2日あると案内されています。このため「今日は開いているはず」と思い込んで行くと、シャッターが閉まっていることがあります。とくに週末の朝は要注意です。
行く前に、下の公式サイトで当日の営業状況を確認するのが確実です。人気の品は時間が遅くなると売り切れていることもあるので、狙いのパンがあるなら朝のうちに行くのがおすすめです。駐車場の案内は確認できなかったため、車で行く場合は近隣のコインパーキングを前提にしてください。公式サイトはパンデュース公式サイトです。
本町のパン屋めぐりが楽しくなったら、地元・北摂のパン屋も比べてみてください。朝早くから開く店や、郊外の駐車場つきの店など、本町とはまた違う個性の店がそろっています。

北摂でパン屋を探すと、検索結果に出てくる店の数が多すぎて逆に決められない——そんな経験はありませんか。豊中、吹田、茨木、高槻、箕面、池田。この6市はどこもパンの…
100種以上から選べるブーランジェリー カワ 本町南店
「パン屋の朝は、並んでいる種類が多いほど楽しい」という人には、ブーランジェリー カワ 本町南店がぴったりです。営業時間は08:00-19:00、定休日は日曜日で、平日と土曜日の朝8時から使えます。
| 住所 | 大阪府大阪市中央区南本町3-3-19 森一ビル1F |
| 電話番号 | 06-6282-7080 |
| 営業時間 | 08:00-19:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| アクセス | 本町駅(御堂筋線)徒歩4分(310m) |
| 駐車場 | なし |
| 公式サイト | 公式サイト |
何度も焼き直すから、朝も昼も焼きたて
ブーランジェリー カワの強みは、パンを一度に焼いて並べ切るのではなく、一日のうちに何度も焼き直すシステムをとっていることです。朝8時の開店直後に行っても、昼休みに行っても、焼きたてに近いパンが手に入るように工夫されています。
並ぶパンは100種以上。しかも中に詰めるフィリングやクリームはすべて自家製です。トングを持ってトレーの前に立つと、甘いパンからおかず系、サンドイッチまでずらりと並び、何にするか迷う時間そのものが楽しくなります。朝ごはん用にひとつ、10時のおやつ用にひとつ、と買い分けたくなるラインナップです。価格は商品ごとに店頭で確認してください。
テラス席3席で「買ってすぐ食べる」もできる
本町南店にはテラス席が3席あります。店内でゆっくり過ごすカフェ型のパン屋ではありませんが、焼きたてを買ってその場でかじりたい朝には、このテラス席が役に立ちます。ひとりで出勤前にパンをひとつ食べていく、といった使い方にちょうどいい広さです。
ただし3席しかないので、友人同士や家族連れで座って食べるのは難しいと考えておきましょう。子連れの場合は、テイクアウトして近くの公園やホテルで食べる、あるいは和レ和レ和のような席のある店と組み合わせるのが現実的です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 朝8時から19時まで通しで営業 100種以上のパンから選べる フィリング・クリームはすべて自家製 | 日曜日は定休日 イートインはテラス3席のみ 店舗専用の駐車場はなし |
駐車場なし・日曜休みを前提に動く
公式の店舗情報では、アクセスは本町駅(御堂筋線)徒歩4分(310m)。駐車場はありません。車で行く場合は周辺のコインパーキングを探すことになりますが、本町の中心部は一方通行が多く、朝は配送車も停まっていて走りにくいので、地下鉄で来るのがいちばんスムーズです。
もうひとつ注意したいのが定休日です。ブーランジェリー カワ 本町南店は日曜日が定休日なので、日曜の朝に「焼きたてパンを」と思って行っても買えません。土曜日は営業しているので、週末に本町でパンの朝ごはんを楽しみたいなら土曜日を選びましょう。
ご飯派の朝に、和レ和レ和の和カフェという選択
パンではなく、ご飯とお味噌汁のような和の朝ごはんが食べたい。そんな人の本命が和レ和レ和です。人気ベーカリー「パンとエスプレッソと」の姉妹店で、和を基調にしたカフェとして朝8時から営業しています。
| 住所 | 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-20 |
| 電話番号 | 06-4300-3490 |
| 営業時間 | 08:00-17:00(L.O.16:30) |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | Osaka Metro中央線本町駅12番出口 徒歩2分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
パン屋の姉妹店なのに、朝はおにぎりが主役
和レ和レ和は、ベーカリーカフェ「パンとエスプレッソと」の系列でありながら、和食をテーマにしているのが面白いところです。朝の時間帯は、おにぎりを軸にした和の朝ごはんが名物として知られていて、塩気のきいたおにぎりに、焼き魚や出汁巻き卵、季節の小鉢を合わせるスタイルが人気を集めています。
パン屋のモーニングに慣れている人ほど、この「パン屋の姉妹店で食べる和の朝食」というギャップにひかれるはずです。メニューの内容と価格は時期によって入れ替わることがあるので、公式サイトのメニューPDFで最新の内容を確認してから行くと安心です。公式の店舗ページは和レ和レ和(パンとエスプレッソと公式)です。
座ってゆっくり、子連れや女子会にも使いやすい
和レ和レ和は、今回紹介する5軒のなかで、朝からしっかり座って過ごしやすい店です。立ち食いのうどん店やテイクアウト中心のパン屋と違い、テーブルで向かい合って食事ができるので、友人との朝活や、週末の家族での朝ごはんにも向いています。
アクセスはOsaka Metro中央線本町駅12番出口 徒歩2分。駅から近いので、北摂から御堂筋線で来て、朝ごはんを食べてから心斎橋方面へ買い物に向かう、といった休日の流れも組みやすい立地です。営業時間は08:00-17:00(L.O.16:30)なので、朝に食べそびれてもランチやカフェタイムで使えるのもうれしいところです。
人気の時間帯は待ちが出ることも
和の朝ごはんが食べられる店は本町周辺に多くないため、週末の朝は席が埋まって待つことがあります。とくに開店直後よりも、少し遅めの時間帯に人が集中しやすいので、確実に座りたい日は開店に合わせて行くのがおすすめです。
駐車場の案内は確認できなかったので、車の場合は近隣のコインパーキングを利用することになります。定休日が不定休という点も、便利さと裏表です。「日曜でも開いているかも」という安心感がある一方、行ってみたら臨時休業だった、ということもありえます。遠方から来る日ほど、事前確認をひと手間かけてください。
大正10年創業の平岡珈琲店、本町の遅めモーニング
朝の時間をゆったり使える日に訪れたいのが、平岡珈琲店です。大正10年(1921年)創業、大阪最古の喫茶店として知られ、自家焙煎の珈琲と手づくりのドーナツを100年以上守り続けてきました。
| 住所 | 〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町4-5-8 井上ビル3階(仮店舗) |
| 営業時間 | 10:00-18:00(17:00 L.O.) |
| 定休日 | 月曜日、火曜日、他臨時休業あり |
| 公式サイト | 公式サイト |
百年珈琲と揚げドーナツ、この組み合わせが正解
平岡珈琲店で頼みたいのは、なんといっても百年珈琲(550円)と揚げドーナツ(280円)の組み合わせです。百年珈琲は、店が長く守ってきた味を名前に込めた一杯。自家焙煎の豆で淹れたコーヒーに、素朴な甘さのドーナツがよく合います。
ドーナツは揚げドーナツのほか、焼きドーナツ(300円)、シナモンティードーナツ(300円)もあります。コーヒーをもう少し軽やかな味にしたいなら香りブレンド(600円)という選択肢も。北摂ごちそう手帖調べでは、百年珈琲と揚げドーナツを合わせても千円に届かないので、老舗の空気を味わう朝の一杯としては手の届きやすい価格帯です。メニューの詳細は平岡珈琲店の公式メニューで確認できます。
実は「モーニングセットがない」ことが魅力になる
意外と知られていないけれど、平岡珈琲店には、トーストとゆで卵がつくような一般的なモーニングセットはありません。「モーニング」と聞いて喫茶店のセットを思い浮かべる人には、少し拍子抜けかもしれません。
ですが、これを逆手に取るのが本町の上手な朝の過ごし方です。7時台にUdon Kyutaroで朝うどんを食べて仕事を片づけ、10時の開店に合わせて平岡珈琲店でコーヒーとドーナツの「二度目の朝」を楽しむ。あるいは、パン屋で買った朝ごはんを先に済ませ、10時からは老舗喫茶で読書の時間にする。モーニングセットがないからこそ、ほかの店と組み合わせて自分だけの朝の流れを作れるのです。
平岡珈琲店は2026年1月19日から、平野町のビル3階にある仮店舗で営業しています。古い地図アプリや以前の口コミを見て瓦町の旧店舗に向かってしまうと、たどり着けません。出かける前に平岡珈琲店の公式サイトで現在の場所を確認してください。
月曜・火曜の定休日と臨時休業に注意
平岡珈琲店の定休日は月曜日と火曜日で、ほかに臨時休業の日もあります。週明けの朝に「老舗でコーヒーを」と思い立っても開いていないので、水曜日から日曜日の間に予定を組むのが基本です。
営業時間は10:00-18:00(17:00 L.O.)。仮店舗はビルの3階なので、ベビーカーで行く場合は事前にエレベーターの有無を確認しておくと安心です。駐車場の案内はないため、車なら近隣のコインパーキングを使うことになります。老舗らしい落ち着いた雰囲気なので、にぎやかな女子会よりも、ひとりの時間や、ふたりで静かに話したい日に向いたお店です。

梅田でランチを食べようとすると、たいていどこかで妥協することになります。安い店に入れば背中に行列の気配を感じて15分で店を出るはめになり、ゆっくりできる店に入れ…
本町の朝を失敗しないための組み立て方
5軒の個性がわかったところで、実際に本町で朝ごはんを楽しむためのコツをまとめます。本町の朝は、店選びそのものよりも「曜日」と「移動手段」で失敗することが多い街です。
シーン別に選ぶならこの組み合わせ
同じ本町の朝でも、誰と、どんな目的で過ごすかによってベストな店は変わります。北摂ごちそう手帖調べとして、シーン別のおすすめを表にまとめました。
| シーン | おすすめの店 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 出勤前のひとり朝食 | Udon Kyutaro | 朝7時から、立ち食いで早い |
| デスクで食べる朝ごはん | ブーランジェリー カワ 本町南店 | 100種以上から選べる焼きたて |
| ヘルシー志向・差し入れ | パンデュース 本店 | 国産小麦と野菜のパン |
| 子連れ・友人との朝活 | 和レ和レ和 | 座って和の朝ごはん |
| 休日の遅めの朝・読書 | 平岡珈琲店 | 大正創業の老舗で珈琲とドーナツ |
迷ったら、「座りたいかどうか」で最初にふるいにかけるのがコツです。座って過ごしたいなら和レ和レ和か平岡珈琲店、スピード重視ならUdon Kyutaroかパン屋2軒、という分け方をすると、残りは時間帯で自然に決まります。
日曜・祝日は選択肢が一気に減る
本町の朝でいちばん起こりやすい失敗が、日曜や祝日に出かけて全滅するパターンです。Udon Kyutaroは日曜日と祝日が定休日、ブーランジェリー カワ 本町南店も日曜日が定休日。パンデュース 本店も週に2日の定休日があり、週末の営業は公式で確認が必要です。
原因は、本町がオフィス街で、平日の通勤客を中心に営業している店が多いことにあります。対策は、週末に本町で朝ごはんを食べるなら、土曜日を選ぶか、日曜日なら不定休の和レ和レ和と、10時開店の平岡珈琲店を軸に予定を組むことです。祝日の月曜日は平岡珈琲店も定休日にあたるので、連休の朝はとくに事前確認を徹底しましょう。
平日に通勤で見かける店のイメージのまま、日曜の朝に本町へ来ると、うどん店もパン屋もシャッターが閉まっている、ということになりがちです。原因は、オフィス街の店の多くが日曜日を定休日にしていること。対策は、日曜なら和レ和レ和か平岡珈琲店に絞り、出発前に公式サイトで当日の営業を確認することです。
車より地下鉄、北摂からは御堂筋線一本で
今回紹介した5軒のうち、店舗専用の駐車場を案内している店は確認できませんでした。ブーランジェリー カワ 本町南店は公式で「駐車場なし」、Udon Kyutaroも駐車場はなく近隣のコインパーキング頼みです。
北摂は車移動が当たり前の地域ですが、本町に朝ごはんを食べに来るなら、地下鉄のほうが圧倒的に楽です。千里中央や江坂からは御堂筋線(北大阪急行線から直通)で乗り換えなしで本町に着き、駅から各店までは歩いて数分です。車で来ると、朝の配送車が停まる狭い道や一方通行に気を使い、コインパーキング探しで時間を取られてしまいます。朝の時間を有効に使うためにも、電車移動を前提に計画しましょう。
本町のあとは北摂のモーニングも比べてみる
本町の朝ごはんが気に入ったら、自宅の近くの北摂エリアでもモーニングを探してみるのがおすすめです。本町はオフィス街らしく平日の朝に強い店が多い一方で、北摂の住宅街には、駐車場つきで週末もゆっくりできるモーニングの店が多くあります。
平日は本町で出勤前のさっと食べる朝、週末は北摂で家族とのんびり過ごす朝、と使い分けると、朝ごはんの楽しみ方の幅が広がります。たとえば箕面には、朝早くから開くパン屋や、エッグベネディクトを出すカフェなど、開店時刻で選べるモーニングの店がそろっています。

休みの日の朝、「箕面でゆっくりモーニングを食べたいけれど、どこが何時から開いているのかわからない」と迷ったことはありませんか。箕面は駅前に喫茶店が並ぶ街というよ…
まとめ:本町のモーニングは時間と曜日で決まる
本町の朝は、平日の早い時間ほど選択肢が多く、週末や遅い時間になるほど絞られていきます。出勤前なら朝7時の讃岐うどんか8時のパン屋、座ってゆっくりしたいなら和レ和レ和、休日の遅めの朝なら平岡珈琲店、と覚えておけば迷いません。最初の一歩として、次に本町へ行く日の曜日を決めて、その日に開いている店を1軒だけ選んでみてください。
※営業時間・定休日・メニューは変更されることがあるため、最新情報は各店の公式サイトでご確認ください。

コメント