高槻センター街のランチは6軒で足りる|100g480円の麻辣湯から1,300円のタイ料理まで

高槻センター街のランチは6軒で足りる|100g480円の麻辣湯から1,300円のタイ料理までのアイキャッチ画像

JR高槻駅で降りて、さて昼はどこにしようかと歩き出したものの、駅前の商業ビルはどこも行列。かといって知らない路地に入る勇気もない——高槻でランチを探すとき、この足踏みをした経験はないでしょうか。

結論から言うと、その足踏みは「アーケードに入る」だけで解決します。JR高槻駅と阪急高槻市駅のあいだを貫く高槻センター街は、全長およそ300メートルの全天候型アーケード。この300メートルのなかに、量り売りの麻辣湯も、自家製麺の鶏白湯らーめんも、券売機で買う焼肉丼も、2階の本格タイ料理も、そして市場のお好み焼きとコロッケまでそろっています。雨の日に傘を差す必要がなく、店の前まで濡れずに行けるのは、駅前のビルにはない強みです。

この記事では、高槻センター街とそのすぐ脇で昼に使える6軒を、価格・営業スタイル・支払い方法まで整理して紹介します。あわせて、行く前に知っておかないと空振りする定休日・現金のみ・駐車場という3つの落とし穴も先にお伝えします。読み終えたときには「今日はこの1軒」と決めた状態で改札を出られるはずです。

📌 押さえておきたいポイント

・JR高槻駅と阪急高槻市駅を結ぶ約300メートルのアーケードなので、雨でも傘なしで店を選べる
・麺・焼肉丼・エスニック・市場のテイクアウトと、300メートルでジャンルが一周する
・落とし穴は「水曜の市場休み」「現金のみ」「駐車場なし」の3つ
・昼の営業を14:30前後で締める店が多く、遅い昼には向かない店がある

目次

高槻センター街のランチが「駅から濡れずに歩ける」理由

高槻センター街のランチが「駅から濡れずに歩ける」理由の解説画像

2つの駅を1本のアーケードがつないでいるという地形

高槻センター街の最大の武器は、立地そのものです。JR京都線の高槻駅と阪急京都線の高槻市駅という別会社の2駅のあいだを、およそ300メートルのアーケードが1本で貫いています。高槻市観光協会の案内でも、各駅から徒歩約3〜5分と紹介されている距離感です。

この地形が効くのは、待ち合わせのときです。JRで来る人と阪急で来る人が別々の駅に着いても、アーケードのどこかで自然に合流できます。駅前のビルに集合すると「どっちの駅前?」でもめますが、センター街なら一本道なので迷いようがありません。

使い方としては、出張で高槻に来て午後の商談まで1時間あるとき、子どもを連れて買い物ついでに昼を済ませたいとき、雨で外を歩きたくない日の昼休みといった場面が向いています。アーケードの下は屋根があるので、傘を畳んだまま店の前まで行けます。

注意点は、アーケードの中で店を探しながら歩くと、意外と時間を取られることです。300メートルとはいえ、飲食店以外の店も並んでいるので、目当ての店を決めずに歩き始めると15分ほど溶けます。昼休みが短い日は、この記事で行き先を決めてから改札を出るほうが確実です。

昭和6年開業、昭和46年にアーケードが完成した商店街

高槻センター街は、いま急にできた商業施設ではありません。昭和6年に「新京町商店街」としてオープンし、昭和46年に現在の「高槻センター街」へ改称するのと同時にアーケードが完成しました。高槻市の公式サイトが公開している商店街・小売市場の一覧にも、「高槻センター街事業協同組合」として掲載されています。

90年以上続いているという事実は、単なる昔話ではなく店選びの材料になります。長く続く商店街には、青果店・精肉店・豆腐店といった生鮮の店と、飲食店が混在しています。センター街も同じで、アパレル・文具店・ドラッグストア・100円ショップまで並び、2階・3階にも店舗が入っています。つまり「昼を食べる」以外の用事とセットにしやすい構造です。

どんな人に向くかというと、買い物のついでに昼を済ませたい人、昼の後に日用品を買って帰りたい人です。逆に、静かな空間でゆっくり食事をしたい日には、商店街の往来がすぐ横にある店だと落ち着かないことがあります。その日は落ち着いた個室のある店を選ぶほうが満足度は高くなります。

詳しい商店街の一覧は高槻市公式サイトの商店街・小売市場の一覧で確認できます。センター街のほかに、たかつき中通り本通りや芥川商店街も同じページに載っています。

アーケードの中に「たかつきICHIBA」という市場が丸ごと入っている

センター街を歩いていて意表を突かれるのが、アーケードの途中に小売市場がまるごと収まっていることです。高槻市の公式一覧では「高槻市場協同組合」として登録されており、通称は「たかつきICHIBA」。青果・鮮魚・惣菜の店が軒を連ねる、昔ながらの市場です。

ここが昼にとって重要なのは、飲食店とテイクアウトの店が同じ屋根の下に混ざっている点です。お好み焼きをその場で焼いてもらうことも、コロッケを買って持ち帰ることも、同じ数十歩の範囲でできます。「座って食べるか、買って帰るか」を店の前に着いてから決められるのは、駅ビルのレストランフロアにはない自由度です。

市場という性格上、夕方には店じまいが早い店もあります。昼のピークを外した13時台に行くと、惣菜の品数がすでに減っていることもあるので、狙いの品がある日は早めが安全です。子連れの場合、市場の通路は買い物客の往来があるため、ベビーカーは通れても停める場所には気を使います。

💡 北摂メモ

高槻センター街は「JR高槻駅の商店街」と思われがちですが、後述する6軒のうち5軒は阪急高槻市駅から徒歩3〜4分の位置にあります。JR側から入ると、アーケードを歩き切ってから店にたどり着く形になるので、時間に余裕がない日は阪急側から入るほうが早く着きます。

食べる前に知っておきたい、3つの空振りパターン

水曜に市場の惣菜を目当てに行って空振りする

いちばん多い空振りが曜日の読み違いです。センター街の中でも、たかつきICHIBAに入っている店は水曜を定休日にしているところがあります。市場のお好み焼きやコロッケを目当てに水曜の昼に行くと、シャッターの前で立ち尽くすことになります。

原因は「商店街全体が年中無休だろう」という思い込みです。アーケード自体は歩けるので、通り自体は開いているように見えます。ところが個々の店の定休日はバラバラで、市場の店は市場のリズム、路面の飲食店は飲食店のリズムで休みます。

対策は単純で、水曜に行くなら「市場の中の店」ではなく「路面やビルの飲食店」を第一候補にしておくことです。この記事で紹介する6軒のうち、鶏白湯らーめんの店は無休、タイ料理の店は月曜定休、焼肉丼の店は月ごとに休みが変わる不定休と、休むタイミングが分かれています。第2候補まで決めておけば、水曜でも空振りしません。

⚠️ 知っておきたい注意点

商店街の飲食店は、営業時間や定休日が短い周期で変わります。とくに月ごとに休みが変わる不定休の店は、公式Instagramでその月の休みを告知する形が増えています。片道20分以上かけて向かう日は、出発前にひと目だけ確認しておくと空振りが減ります。

現金しか使えない店で財布の中身が足りない

2つ目の落とし穴は支払い方法です。センター街には、カードも電子マネーも使えず現金のみという店があります。券売機で食券を買うタイプの焼肉丼の店も、支払いは現金のみです。キャッシュレス生活に慣れていると、財布に千円札が入っていないまま入店してしまいます。

やっかいなのは、店ごとに対応がバラバラなことです。同じアーケードの中でも、鶏白湯らーめんの店はカードは使えないもののQRコード決済には対応しています。「この商店街は現金のみ」と一括りにもできず、「どこでもキャッシュレスでいける」とも言えないのが実情です。

対策は、アーケードに入る前に千円札を数枚用意しておくことです。市場のテイクアウトはコロッケが1個80円といった単価なので、小銭と千円札があれば足ります。逆に言えば、ここで紹介する6軒はどれも昼なら千円札数枚の範囲に収まるので、大きな金額を持ち歩く必要はありません。

車で来たのに停める場所を確保していない

3つ目は駐車場です。センター街の中の飲食店には、専用駐車場がない店がほとんどです。この記事の6軒も、駐車場は「なし」で統一されています。北摂は車移動が多い地域なので、いつもの感覚で乗り付けると、店の前で停める場所を探し回ることになります。

この空振りの厄介なところは、昼のピーク時ほど周辺のコインパーキングも埋まりやすいことです。結果として「停める場所を探して15分、店に着いたら行列で20分」となり、昼休みが終わってしまいます。

現実的な対策は2つ。ひとつは電車で行くこと。JR高槻駅・阪急高槻市駅のどちらからも徒歩3〜5分なので、車を使う理由はそれほどありません。もうひとつは、駐車場のある店を最初から狙うことです。高槻市内には専用駐車場を持つ昼の店もあるので、車前提の日はそちらに切り替えるほうが早く着きます。

あわせて読みたい
高槻のランチは駐車場ありで選ぶと外れない|専用無料55台から公園30分100円まで6軒
高槻でランチのお店を探していると、味の評判はたくさん出てくるのに「車で行けるのか」だけが最後まで分からない、ということがよく起こります。高槻は駅前の便利さと、車…

麺で選ぶ日は、量り売りの麻辣湯か自家製麺の鶏白湯か

麺で選ぶ日は、量り売りの麻辣湯か自家製麺の鶏白湯かの解説画像

具材50種類以上を自分で選ぶ「福恩麻辣湯 高槻店」

2026年5月23日にセンター街へオープンしたのが、麻辣湯の専門店です。大分発のチェーンで、大阪では茨木に続く2店舗目。この店の面白さは、メニュー表から選ぶのではなく、ショーケースに並んだ50種類以上の具材を自分でボウルに取り、その重さで会計する量り売り方式にあります。

価格は具材100グラムあたり480円が目安です。クラゲ、ラム、海鮮、葉物野菜、きのこと具材の幅が広く、麺も刀削麺・海藻麺・さつまいも麺などから選べます。辛さとしびれの強さも指定できるので、辛いものが苦手な人でも一杯を作れます。実食レポートでは、牛筋麺を含む1杯が1,420円という例が紹介されていました。パクチーをトッピングする場合は220円です。

向いているのは、その日の体調で食べたいものが変わる人です。野菜だけで軽く済ませたい日と、肉と麺でしっかり食べたい日を、同じ店で切り替えられます。ひとりで来ても選ぶ作業に集中できるので、黙々と食べたい昼にも合います。

注意点は、量り売りゆえに会計が読みにくいことです。ショーケースの前で「これも」と足していくと、想定より重くなります。初回は具材を少なめに取って重さの感覚をつかむのが安全です。営業は11:00〜22:00で、ラストオーダーは21:30。昼の時間帯を過ぎても開いているので、遅い昼にも使えます。

📍 福恩麻辣湯 高槻店
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町15-23 高槻センター街
営業時間 11:00〜22:00(L.O.21:30)
アクセス 阪急高槻市駅から徒歩3分
駐車場 なし
公式サイト 公式サイト

量り売りで失敗しないための取り方の順番

量り売りの店は、取る順番を決めておくと予算が読めます。おすすめは「麺→葉物野菜→きのこ→肉や海鮮」の順です。麺と葉物は重さのわりに満腹感が出やすく、肉や海鮮は少量でも重さが乗ります。最後に重い具材を足す形にすれば、途中で引き返せます。

具体的な場面で言えば、昼休みが45分しかない日は「麺+葉物+薄切り肉」でまとめると、選ぶ時間も会計も短く済みます。逆に、午後の予定がない休日なら、クラゲや海鮮を足して1,420円前後まで積んでも満足度は高くなります。

デメリットも正直に書いておくと、ピークタイムはショーケースの前が混みます。じっくり選びたい人と、早く食べたい人が同じ列に並ぶので、行列が伸びやすい構造です。急ぐ日は11時台の早い時間か、13時半以降にずらすほうがストレスがありません。

自家製麺の鶏白湯と台湾まぜそば「みんなのキラメキ★高槻1号」

センター街のすぐ近くで、麺そのものを目当てに通う人が多いのがこの店です。鶏白湯らーめんと台湾まぜそばの2本柱で、麺は自家製。鶏白湯らーめんの醤油(並)が780円ほど、台湾まぜそば直太朗(小・並)も780円ほどという価格帯です(掲示価格は変動する場合があります)。

鶏白湯は、鶏の旨みをすくい上げたとろみのあるスープに、自家製麺がよく絡むタイプ。台湾まぜそばは、スープがない代わりに、麺と具を混ぜてから食べる形式で、食べ終わりに追い飯を足す楽しみがあります。ひとりで手早く食べたい昼にも、麺好き同士で違うものを頼んで比べたい日にも使えます。

営業は11:00〜15:00(L.O.14:30)と18:00〜23:00(L.O.22:30)で、定休日は無休(臨時休業する場合あり)。昼と夜のあいだに休憩が入るので、15時から17時台に行っても閉まっています。支払いはカードが使えず、QRコード決済には対応しています。予約はできないため、混雑時は並ぶ前提で行くほうが気が楽です。

運営会社の店舗情報はキラメキノ未来株式会社の公式ページで確認できます。営業時間や定休日はここが一次情報です。

📍 みんなのキラメキ★高槻1号
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町13-14 野木ビル1F
電話番号 072-669-7898
営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30)/18:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日 無休(臨時休業する場合あり)
アクセス 阪急高槻市駅から徒歩3分
駐車場 なし
公式サイト 公式サイト

麻辣湯と鶏白湯、どちらを選ぶかの判断軸

Q. 麻辣湯とラーメン、どちらに行くか迷ったときの決め方は?
A. 「今日食べたいものが決まっているか」で分けるのが早いです。決まっていない日・野菜を摂りたい日は具材を選べる麻辣湯、麺の食感を味わいたい日・追い飯まで食べたい日は自家製麺の鶏白湯や台湾まぜそば。予算をきっちり決めたい日も、価格が固定されている後者が読みやすくなります。

時間帯でも分かれます。麻辣湯の店は21:30ラストオーダーの通し営業なので、15時台の遅い昼でも入れます。鶏白湯の店は昼の部が15:00で終わるため、午後の予定がずれ込んだ日は選択肢から外れます。「今日は昼が遅くなりそうだ」と分かった時点で、行き先を切り替えておくと空振りしません。

人数でも差が出ます。麻辣湯は各自が自分の一杯を作るので、好みの分かれるグループでも全員が納得しやすい形式です。一方、辛さの調整に慣れていない子どもと行く場合は、辛さを指定しない注文ができるかを店頭で確認してから並ぶほうが安心です。

がっつり食べたい日は、券売機で買う焼肉丼が効く

カルビ丼980円から和牛特選丼1,980円まで「焼肉 丼一番」

肉でしっかり昼を埋めたい日に向くのが、2025年2月22日にオープンした焼肉丼の専門店です。国道171号沿いの焼肉店「焼肉一番」が手がける直営店で、焼肉店の肉を丼にして昼に出す、という発想の店です。

掲示されていた価格は、カルビ丼が980円ほど、カルビ・ホルモン丼が980円ほど、ハラミ・ホルモン丼が1,080円ほど、カルビ・ハラミ丼が1,180円ほど、ハラミ丼が1,280円ほど、和牛特選丼が1,980円ほどでした(2025年8月時点の掲示。価格は変動する場合があります)。冷麺は900円ほど、玉子スープが290円ほど、キムチが200円ほど、ご飯の単品が250円ほどです。皿で頼む場合は、カルビ皿が680円ほど、ホルモン皿が750円ほど、ハラミ皿が980円ほどとなっていました。

使いどころは、午後に体を使う予定がある日の昼です。丼はご飯の大盛りと肉増しに対応しているので、量で調整できます。ひとりで来て券売機で買い、席に着いて食べて出る流れなので、同僚と話し込まずに済ませたい日にも向きます。

注意点は3つ。支払いは現金のみで、予約はできません。定休日は月ごとに変わる不定休で、その月の休みは公式Instagramで告知されます。そして駐車場はないため、車では行きにくい店です。営業は11:00〜15:00(L.O.14:30)と17:00〜22:00(L.O.21:30)です。

📍 焼肉 丼一番
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町15-2
電話番号 072-681-8258
営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日 不定休(月ごとに公式Instagramで告知)
アクセス 阪急高槻市駅から徒歩4分
駐車場 なし
公式サイト 公式サイト

食べ切れるか不安な日はハーフサイズという逃げ道がある

焼肉丼と聞くと「昼から重すぎないか」と身構えますが、この店にはハーフサイズがあります。ハラミ丼のハーフサイズが880円ほど、冷麺のハーフサイズが500円ほどという設定で、カルビ丼・ハラミ丼・カルビハラミ丼・冷麺の4品にハーフが用意されています。

この設計が効くのは、丼と冷麺を両方食べたいときです。ハーフのハラミ丼とハーフの冷麺を組み合わせれば、肉の満足感と冷たい麺の後味を両方取れます。焼肉店の定食で「冷麺まで頼むと多すぎる」と諦めていた人には、ちょうどいい落としどころです。

女性ひとりの昼や、子どもと分け合いたい場面にも向きます。逆に、しっかり食べたい人がハーフを選ぶと物足りないので、迷ったら通常サイズにして大盛りは付けない、という選び方が無難です。券売機の前で悩むと後ろが詰まるので、並んでいるあいだにサイズまで決めておくと動きがスムーズになります。

メニューと価格を一覧で見比べる

タイプ メニュー 価格の目安 向いている場面
軽め 冷麺(ハーフ) 500円ほど 丼と組み合わせたい日
標準 カルビ丼 980円ほど 迷ったときの基準になる一杯
欲張り カルビ・ハラミ丼 1,180円ほど 2種類の肉を食べ比べたい日
ご褒美 和牛特選丼 1,980円ほど 仕事が一段落した日の昼

表にすると分かるのは、500円ほどから1,980円ほどまで、同じ店の中で4倍近い幅があることです。財布の状況と、その日の食べたい量で選べるので、何度も通える構造になっています。価格は2025年8月時点の掲示によるもので、変動する場合があります。

持ち帰って職場やベンチで食べるという使い方

この店はテイクアウトにも対応しています。受付は店頭のみですが、昼に丼を買って職場に戻る、という使い方ができます。センター街の中で買い物を済ませてから受け取れば、動線に無駄がありません。

向いているのは、休憩室で昼を取る人や、社内で会議が続く日です。丼なので汁がこぼれにくく、持ち運びが比較的しやすいのも利点です。冷麺は持ち帰ると麺が締まってしまうので、テイクアウトなら丼のほうが向いています。

注意したいのは、ピークタイムに店頭で持ち帰りを頼むと、店内客の注文と重なって待ち時間が出ることです。時間が読めない日は、11時台の早い時間に受け取っておくほうが確実です。ちなみにこの店は、2024年12月24日に閉店した「コロッケのいろは」本店の跡地に入っています。長く高槻の惣菜を支えた場所が、いまは焼肉丼の店になっているというわけです。

アーケードの2階に本格タイ料理があるという意外性

ランチセット1,300円で本場のタイ料理が食べられる「アユタヤ」

意外と知られていないのですが、高槻センター街のセントラルマーケット2階には、本場タイ出身のシェフが作るタイ料理店があります。アーケードを歩いているだけでは気づきにくく、2階に上がって初めて存在が分かるタイプの店です。

ランチセットは各種1,300円。トムヤムクン、グリーンカレー、パッタイ(タイ風焼きそば)といった定番がそろっていて、公式サイトでも「各種ALL・1,300円」と案内されています。価格が1本化されているので、何を頼んでも会計が読めるのは、昼としてはありがたい設計です。

使う場面としては、同僚との昼にちょっと変化をつけたいとき、辛いものが食べたくなった日、出張で高槻に来て地元の定食では物足りない日などが挙げられます。2階なので通りの往来から一段離れており、商店街の店にしては落ち着いて話ができる環境です。

注意点は営業時間です。ランチは11:30〜14:30、ディナーは17:30〜22:00で、定休日は毎週月曜日。昼の開店が11:30と少し遅めなので、11時台前半に昼を取りたい日は開いていません。月曜が定休なので、週明けの昼に狙うのも避けたほうがいいでしょう。メニューや最新の案内はタイレストラン アユタヤの公式サイトで確認できます。

📍 アユタヤ
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町17-4 セントラルマーケット2F
電話番号 072-683-7077
営業時間 ランチ 11:30〜14:30/ディナー 17:30〜22:00
定休日 毎週月曜日
アクセス 阪急高槻市駅から徒歩3分
公式サイト 公式サイト

「商店街の2階」という立地が持つ意味

💡 北摂メモ

高槻市の公式案内でも、センター街は「2階、3階にも店舗あり」と紹介されています。つまり、アーケードを歩いて1階の看板だけを見ていると、店の半分を見落としていることになります。エスニックや専門店は上階に入っていることが多いので、目当てがない日は一度2階へ上がってみると発見があります。

上階にある店は、家賃の構造上、路面店より価格を抑えやすい傾向があります。1,300円で本格的なタイ料理のセットが食べられるのも、この立地と無縁ではありません。駅前の商業施設で同じ内容を探すと予算がもう一段上がりがちなことを考えると、1,300円で本場の味に届くのは、センター街を使う実利のひとつです。

一方で、上階の店は初めての人にとって入りにくいという弱点があります。外から店内の様子が見えず、階段を上がるという一手間があるためです。初回は昼のピークを外した13時前後に行くと、席に余裕があって様子を見ながら入れます。

誰と行くかで変わる、タイ料理の使い方

ひとりで行く場合は、辛さのはっきりしたグリーンカレーやトムヤムクンを選ぶと、短時間でも満足感が出ます。ランチセットが1,300円で統一されているので、券売機のように迷わず決められるのも、昼休みが短い人には合っています。

複数人で行くなら、それぞれ違うセットを頼んで少しずつ交換するのが楽しい店です。パッタイのような麺料理と、カレー系のごはん料理を組み合わせると、味の方向が重なりません。女子会や、久しぶりに会う人との昼にも向きます。

子連れの場合は、辛さの調整ができるかを注文時に確認しておくのが前提です。また、2階まで階段を上がる構造なので、ベビーカーだと少し手間がかかります。小さい子どもがいる日は、1階で完結する市場側の店を選ぶほうが動きやすくなります。

市場で買って公園で食べる、というランチの選択肢

豚玉350円・たこ焼き12個520円で粉ものが揃う「おたふく」

たかつきICHIBAの1階にあるのが、お好み焼き・たこ焼き・焼きそばを扱う店です。掲示されていた価格は、お好み焼きの豚玉が350円ほど、焼きそばが320円ほど、たこ焼き12個が520円ほど。予算帯としては999円以下に収まる設定です(価格は変動する場合があります)。

大阪の粉ものの店としては、この価格帯はかなり抑えめです。豚玉ひとつと焼きそばひとつを頼んでも、市場価格の感覚で収まります。市場の中なので、鉄板の前で焼き上がりを待つあいだ、周りの店の様子を眺める時間も含めて「商店街で昼を食べた」という体験になります。

向いているのは、軽く済ませたい日、買い物のついでに小腹を満たしたい日、家族の人数分をまとめて持ち帰りたい日です。逆に、しっかり座ってゆっくり食べたい日には、市場という環境が落ち着かないと感じる人もいます。定休日は水曜日なので、水曜の来店は避けてください。

📍 おたふく
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町18-1 高槻センター街 ICHIBA 1F
電話番号 072-684-7575
定休日 水曜日
アクセス JR高槻駅から徒歩5分/阪急高槻市駅から徒歩3分
駐車場 なし

回転焼き1個100円というデザート枠の存在

この店で見落とされがちなのが、お好み焼きの横で回転焼きも売っていることです。あずき・白あん・カスタードクリームの3種類があり、1個100円ほど。昼のあとの甘いものを、同じ店で完結できます。

この「昼+デザートが同じ場所で買える」構造は、時間がない昼にはありがたい設計です。カフェに移動して並ぶ必要がなく、100円ほどで一区切りつけられます。子どもと来たときの「もう一個ほしい」にも対応しやすい価格です。

注意点は、焼き上がりのタイミングによっては待ちが出ることと、種類によっては売り切れることです。狙いの味がある日は、昼のピーク前に立ち寄るのが確実です。持ち帰る場合も、時間が経つと皮の食感が変わるので、買ったらなるべく早めに食べるほうがおいしく食べられます。

ビーフコロッケ1個80円の「コロッケのいろは 市場店」

高槻で惣菜といえば名前が挙がるのが、この店です。看板商品のビーフコロッケは、豪州産の牛すじ肉を長時間煮込み、淡路島産の炒め玉ねぎを合わせ、北海道産のじゃがいもで包んで揚げたもの。1個80円ほどという価格で買えます(価格は変動する場合があります)。

商品はコロッケだけではありません。かにクリームコロッケ、いろはミンチカツ、ローストンカツ、豆腐カツ、黒豆コロッケ、カレーコロッケ、かぼちゃコロッケ、鶏の唐揚げ、玉子焼き、エビフライ、魚フライ、お弁当、サラダと幅があります。営業は10:00〜19:00で、テイクアウト専門です。

使い方としては、昼にコロッケを2〜3個買ってパンやおにぎりと合わせる、弁当を買って公園やベンチで食べる、夕食のおかずをついでに買って帰る、といった場面が挙げられます。店舗の一覧はコロッケのいろは(唐崎屋)の公式店舗ページで確認できます。

注意点として、かつて高槻町にあった本店は2024年12月24日で閉店しています。「本店に行こう」と検索して古い記事にたどり着くと、跡地の焼肉丼の店に着いてしまいます。センター街で買うなら市場店です。定休日は水曜日なので、粉ものの店と同じ曜日に休みます。

📍 コロッケのいろは 市場店
住所 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町18-1
電話番号 072-682-5161
営業時間 10:00〜19:00
定休日 水曜日
アクセス JR高槻駅から徒歩5分/阪急高槻市駅から徒歩3分
駐車場 なし
公式サイト 公式サイト

買ったはいいが、食べる場所がなくて困るパターン

⚠️ 知っておきたい注意点

市場のテイクアウトでいちばん多い失敗が、買ってから食べる場所を探し始めることです。アーケードの中は通路なので、その場で立ち食いすると通行の邪魔になります。揚げたてのコロッケを持って15分歩き回ると、せっかくの衣が湿ってしまいます。買う前に「どこで食べるか」を決めておくのが対策です。

この失敗の原因は、商店街のテイクアウトを「フードコートのような感覚」で捉えてしまうことにあります。フードコートなら買った先に席がありますが、市場のテイクアウトは持ち帰り前提です。座って食べたいなら、粉ものの店のようにその場で食べられる店を選ぶか、公園やベンチまでの移動時間を織り込む必要があります。

実践的には、職場が近い人は買ってすぐ戻る、そうでない人は「買う→歩く時間5分以内で座れる場所」を先に決めておく、という2択になります。ベンチが空いていない場合に備えて、第2の候補まで考えておくと慌てません。揚げものは冷めると味が落ちるので、移動時間は短いほど有利です。

安く済ませたい日の選択肢をもっと知りたい場合は、高槻全体の安いランチをまとめた記事も参考になります。

あわせて読みたい
高槻のランチは390円から探せる|朝7時開店の立ち食いから学食まで安い6軒
高槻でランチを安く済ませたいとき、いちばん困るのは「安い店の情報がバラバラで、結局どこに行けばいいかわからない」ことではないでしょうか。JR高槻駅の周辺だけでも…

高槻センター街のランチ、6軒をどう使い分けるか

価格・支払い・持ち帰りを一覧で比較する(当サイト調べ)

店名 ジャンル 昼の目安 持ち帰り 定休日
福恩麻辣湯 高槻店 麻辣湯 100グラム480円 公式SNSで確認
みんなのキラメキ★高槻1号 らーめん 780円ほど 無休
焼肉 丼一番 焼肉丼 980円ほど〜 不定休
アユタヤ タイ料理 1,300円 月曜日
おたふく 粉もの 350円ほど〜 水曜日
コロッケのいろは 市場店 惣菜 80円ほど〜 専門 水曜日

並べてみると、価格の下限は惣菜の80円ほど、上限はタイ料理のランチセット1,300円と、日によって使い分けられる幅があります。定休日も月曜・水曜・不定休・無休とばらけているので、6軒を頭に入れておけば「今日は全部閉まっていた」という事態は起きません。

ひとり・子連れ・出張、シーン別の選び方

ひとりランチなら、鶏白湯らーめんの店か焼肉丼の店が向いています。どちらも短時間で食べて出る動線が作られており、券売機やカウンターで完結します。会話をせずに済ませたい日に、席で気を使わないのは大きな利点です。

子連れなら、市場の1階で完結する粉ものの店が動きやすい選択です。階段の上り下りがなく、たこ焼きや焼きそばなら取り分けもできます。食後に回転焼きを1個ずつ買えば、デザートまで同じ場所で済みます。ただし通路が混む時間帯はベビーカーの取り回しに気を使うので、11時台か13時半以降がおすすめです。

出張・打ち合わせの合間なら、タイ料理の店が候補になります。2階で通りから一段離れているため、商談の続きを短く話すくらいの落ち着きはあります。ただし開店が11:30なので、午前の予定が早く終わった日は、11:00から開いている麻辣湯やラーメンの店に切り替えるほうが待ち時間が減ります。

買い物のついでなら、市場の惣菜店で夕食のおかずまで買ってしまうのが効率的です。10:00から19:00まで開いているので、昼に買っても夕方に買っても対応できます。

実は「14:30の壁」が行き先を決めている

センター街で昼を食べるうえで、いちばん見落とされているのが時間の制約です。この6軒のうち、鶏白湯らーめんの店と焼肉丼の店は昼のラストオーダーが14:30。タイ料理の店も、ランチの営業は14:30までです。つまり14:30を過ぎた瞬間、選択肢が一気に絞られます。

逆に言えば、遅い昼になったときに強いのが麻辣湯の店です。11:00〜22:00の通し営業でラストオーダーが21:30なので、15時でも16時でも入れます。惣菜店も19:00まで開いているため、遅い時間でも買って帰れます。

この構造を知っていると、朝の時点で行き先を決められます。「今日は午前の予定が押しそうだ」と思った日は、最初から通し営業の店を候補に入れておく。逆に「12時ちょうどに出られる」日は、昼だけ営業している店を優先する。この判断を先にしておくだけで、着いてから店を探す時間がなくなります。

高槻の他エリアと比べたときのセンター街の位置づけ

高槻の昼は、大きく分けて「JR高槻駅北側の商業施設」「阪急高槻市駅周辺」「センター街を含む商店街エリア」の3つの顔があります。商業施設はチェーンと大型店が中心で、席数が多く待ち時間が読みやすい代わりに、価格帯は上がりがちです。

センター街の強みは、個人店と市場が混ざっていることで生まれる価格の幅と、屋根があるという物理的な条件です。80円ほどのコロッケから1,980円ほどの和牛の丼まで、同じ300メートルの中に並んでいる商店街はそう多くありません。

弱みは、席数が少ない店が多く、ピーク時に待ちが出やすいこと。それと、駐車場を持つ店がほとんどないことです。車で来る日や、大人数で席を確保したい日は、駅の北側の商業施設に切り替えるほうが確実です。高槻全体でどんな店があるかを俯瞰したい場合は、下の記事もあわせて読んでみてください。

あわせて読みたい
高槻のランチでおすすめ・人気の10軒|830円の定食から5,400円のうな重まで駅距離順
高槻でお昼を食べようとして、JR高槻駅の改札を出たところで足が止まったことはありませんか。駅前には飲食店がずらりと並んでいるのに、いざ選ぶとなると「どこも似たよ…

まとめ

🍽️ この記事の結論

高槻センター街のランチは、麺・焼肉丼・市場のテイクアウトの3方向で選べば迷いません。まず定休日と支払い方法だけ先に確認しましょう。

✅ 要点チェック
  • 入る駅で選ぶ:阪急側からのほうが近い店が多い
  • 時間で選ぶ:昼の締めは14:30の店が多い
  • 支払いで選ぶ:現金のみの店があるので千円札を用意
  • 量で選ぶ:ハーフサイズや量り売りで調整できる
  • 曜日で選ぶ:市場の店は水曜休みなので第2候補を用意

高槻センター街は、JR高槻駅と阪急高槻市駅を約300メートルのアーケードでつなぐ、昭和6年から続く商店街です。屋根があるので雨でも歩きやすく、その300メートルのなかに、具材を選ぶ量り売りの麻辣湯、自家製麺の鶏白湯らーめん、券売機で買う焼肉丼、2階の本格タイ料理、市場の粉ものと惣菜まで詰まっています。価格の幅も、コロッケ1個80円ほどから和牛の丼1,980円ほどまでと広く、財布の状況とその日の食欲で選び分けられます。

最初の一歩としておすすめしたいのは、阪急高槻市駅側からアーケードに入って、端から端まで一度歩き切ってみることです。300メートルなら5分もかかりません。1階の看板だけでなく2階の案内板にも目を向けながら歩けば、この記事で挙げた6軒以外にも気になる店が見つかるはずです。そのうえで「今日はこれ」と決めて戻れば、迷う時間がなくなります。

※営業時間・定休日・価格は変更されることがあります。お出かけ前に各店の公式サイトや公式SNSでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

北摂ごちそう手帖編集部です。テーマに関する基礎知識や選び方を、公式情報など確認できる情報をもとに編集しています。掲載後も定期的に見直し、変更があれば更新します。

コメント

コメントする

目次